自分株式会社、フル稼働の心意気

dance floor

約3年間お世話になりました大好きだった会社を、卒業させていただきました。
卒業したその足で向かった、いつものダンスレッスン。

始まる前の、まだ誰もいない、一番静かな時間に
ダンスフロアで想ったこと、昨日の雑感。

キャリアを手放すということは、同時に社会的立場も手放すということ。
全く怖くなかったかといえば、もちろん不安はあった。

しかし同時に、私がいま、経験したことのないほど強く感じている感覚は、
社会的にやっと、本当の意味で独り立ちしようとしている自分の中の、確固たる覚悟。

東京会社員時代、尊敬する講師の鈴木信市先生に言われた言葉を思い出す。
「誰もが、例外なく“自分株式会社”なんだよ。」

お金を稼いでいるかいないか、組織に属しているかいないかが問題なのではなく、
自分という人間が「自分株式会社」という看板をさげて、
周りの人々や組織、社会や世界と関わっている自覚があるかどうか。

個人事業主であれば、それは自ずと生まれる感覚であるのだろうけれど、
「会社員」という立場では、そのことをうっかりすっかり忘れるのは容易で、
組織の中では、1人1人が毎日、自分株式会社を介して
価値あるものを交換し合っていることに気づかない、あるいは忘れる場合が多い。

よく聞くのが、「頑張っても頑張らなくても、給料は同じだからさ~」というセリフ。

この3年シンガポールにいて、あくまで私の主観的感覚ではあるけれど、
未だにこのマインドで働いている人の割合は、少なくないのでは?と感じる。

これは、雇われ人である多くの人にとって、対外的には事実かもしれないけれど、
そのことで自分という人間の価値を、社会に100%与えず、
ケチケチと出し惜しみしているのだとしたら、それは残念ながら
会社でも他の誰に対してでもなく、結局は自分自身への裏切り行為となる。

なぜなら、本当の自分自身が出せる100%には限界がなく、
そのうちどれだけを周りに与えようとしているかいないか、
その日、どれだけ与えることができたか、知っているのは自分だけだから。

もちろん、最終的に何をもってして100%と言えるかなんて、自分にもわからない。
いつも、決して充分ではないかもしれない。
けれどもただ、その時その時にできる私の精一杯を、世界に与えていきたい。

本当にもう、出し惜しみなんかしている場合ではない。
そんなケチケチした時代は、終わった。
全部与えないですむための言い訳に、どれだけの時間を使ってきただろう。

人生は思うほど長くない。ぐずぐずしていると、あっという間に歳をとる。
20代の「あっという間感」たるや、ぞっとするくらいである。

私は、この世界に私自身を与えていきます。

どこにも逃げも隠れもせず、自分の人間性が全てさらけ出されてしまう
ダンスフロアの上で、ひたすら正直な姿を見せていくしかない。

飾ることも、恰好をつけることも、逆に過小評価することも意味がない。
どんなに覆い隠そうとしても、その人がどういう人なのか、踊りには全てが出る。
だから、最初から覆い隠す必要なんてどこにもないのだ。

本当の自分自身が誰なのか、そこに向き合って認めていく覚悟がやっとできた。
この夢の実現のために、既に私が受け取っているものは計り知れない。

家族の惜しみないサポートと愛、天がいつも用意してくれる学びの環境、
私を今まで応援してくれた、そしてこれからも応援し続けてくれる人たちの
想いに応えるためにも、必ず胸を張って、誇れる人になってみせる。

そして、私の将来の経済状態を人一倍案じている相方よ・・・。
稼ぎはしばらくなくなるけれど、どうか心配しないでくれたまえ。

自分に嘘をつかず、自分が信じた道を、ひたすら献身的に生きていったら、
与えた分だけ、必ず受け取るものが返ってくる。だから大丈夫!
根拠はないけど、無駄に自信だけはあるぞ。
・・・それが怖いんだっつーの、という相方からの突っ込みはさておき。

私が心から尊敬する、1月まで在籍していた会社の上司から頂いた餞別の言葉。

“絶対幸福!
 いつも笑顔で
 自由な発想を
 美しい女性になれ”


言葉では言い尽くせぬ、この深い感謝の気持ちを胸に、
また一歩一歩、次に進んでいきます。


Yuria 拝

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Comment

  • 野浪晶子
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感動しました

感動しました。今私もちょうど同じところにいる気がします。
ソースを習った4年前、私もソースを伝えたいと思ったのにどうしても自主開催することができませんでした。なぜだろう?自信がない、経験がない、みんなが乗ってくれるだろうか…。

あれから4年経ち、いろいろな経験を積み、信頼できる仲間に出会い、今月初ワークショップを開催することになりました。今一生懸命内容を詰めているところですが文句なくワクワクし、なぜか自信があるんです。時間がかかってもいいじゃないか、きっと誰かの何かのきっかけになる、と。きっと「失敗してもそれは失敗ではない、と知っている」とわかったからもしれません。

「自分に嘘をつかず、自分が信じた道を、ひたすら献身的に生きていったら、与えた分だけ、必ず受け取るものが返ってくる。だから大丈夫!根拠はないけど、無駄に自信だけはあるぞ。」

本当に同感です。やさしい”天”に自分を預けるつもりで望もうと思っています。それと、この相方をなんとかアゲてみせる…。今はソースの機関車の気持ちです(笑) シェアさせてもらいますね。

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