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出産を振り返って

前回の日記を書いた日の夜中に病院入りし、翌日のお昼過ぎに男の子を出産しました。
予定日より10日も早く産まれてきた我が子は、至って元気でした。

「子どもが生まれたら、世界が一変するからね」と、子を持つ親である
友人たちからの言葉通りに、世界が完全に一変してから早、2カ月。

赤ちゃん、とりわけ新生児がこんなにひょうきんな生き物だとは、全く知りませんでした。
子どものひょうきんさに、衝撃を受け続ける毎日。

出産と育児にまつわる、あらゆる痛みや苦労は、
赤ちゃんの笑顔ひとつで吹き飛ぶというのは、誇張表現ではなかった。

約12時間の陣痛の経験も、振り返ってみればあっという間。

お産の顛末については長くなるため、また機会があれば書くとして、
先に印象的だった出来事を書き留めておきます。

妊娠中期あたりから、妊娠37週目まで、ずっと逆子状態だった我が子。

逆子が治らないことでヤキモキしたり、治そうと躍起になったりしていたのだが、
最終的にはお産の主導権を握る胎児の意思を尊重するしかないと手放した結果、
出産のわずか1週間前に逆子が治った体験には、やはり人知を超えた何かを感じました。

妊娠37週目に入っても、依然として逆子状態は続いており、
日本人の担当主治医が外回転術(ECV)を何度か試すも、
びっくりする程痛いわ(お腹に痣ができていた!)、お子は頑として動かないわで
ドクターにキレながら「やめてください!!」と絶叫(汗)
日本人ドクターは「もう帝王切開しかないですねぇ・・・」と諦めムードに。

シンガポールでは逆子でも経腟分娩させてくれる病院はほとんどなく、
逆子の場合はほぼ100%帝王切開になるそう。
なんとか経腟分娩をしたかった私は、胎児に向けて、渾身の説得にかかり。

帝王切開の日取りを決める予定だった定期検診の前夜、
お腹の中の我が子のスピリットと対話させてくれるよう、
私のスピリットガイドにお願いし、涙ながらに(というか、涙が勝手に流れ)
膣を通って出てきてほしい旨、訴えました。

胎児が子宮口から膣を通って、ゆっくり旋回しながら出てくるビジュアルイメージを送り続け、
「こっちだよ~。こっちが正しい方向だよ~」・・・と根気よく説明。

しかし、どうしても膣を通って出てこれない事情がある場合は、
それも尊重すると伝えました。

その訴えがお子に通じたのか否か定かではないままに、
翌日にシンガポール人の担当ドクターが外回転術を施した結果、
痛みもほぼなく、くる~りと、静かに回り(時間にして10分くらい)
頭が下に向いたことが確認された瞬間、
診察室にいた一同、思わず「おぉ~~~!!」と歓声が。

我が子の場合、単臀位(たんでんい)の逆子といって、
胎児のお尻がお母さんの骨盤にすっぽりハマってしまっている状態だったため、
自力で180度下に回るのも少し難しかったかと思われます。

シンガポール人ドクターの腕(ECVの技術)に依る部分が大きかったかとは思うも、
お子が素直に応じてくれたのには、語りかけが通じたようにも感じました。


出産を終えた日の夜は、
旦那さんも同室で一泊してくれたので、赤ちゃんも同室に。
爆睡する旦那さんの横で、赤ちゃんに慣れない授乳をさせながら、
改めて自分が我が子を出産したのだという実感を、静かに味わっておりました。

何度目かの授乳を終えて、身体中の痛みと痺れと、
何時間も寝ていないことによるおかしな精神状態の最中で、
赤ちゃんがスヤスヤと眠っている様子を眺めていると・・・。

記憶がほとんどないはずの、私自身が新生児だった頃に、

母の温かい腕の中でおっぱいを吸っていた感覚や、
母に全身全霊で守られている安心の感覚、
母をじっと見上げている感覚、

その感覚だけが、
ぶわ~~~っと一気に走馬灯のように全身に蘇ってきて、
鳥肌が立ち、涙がどわ~~っと滝のように流れてきて、
ずっと止まりませんでした。

お母さんの腕の中で抱かれている感覚は、神様の腕の中で眠っているのと同じ。

ずっと忘れていた、全身全霊で無条件に愛されていた記憶は、
私の顕在意識がどれだけ忘れていても、身体にはしっかり残っていたようで。

お産を通じて、その光の記憶に我が子が再びつなげてくれたように感じて、
ありがたくて愛しくて、また泣いてしまいました。

親になる経験を通して、自身の親への想いや態度を振り返る道は、
とても神聖でありながら同時に照れくさくもあり、己の小ささが恥ずかしくもあり。

これから幾度となく育児の過程で直面するであろう難しさにも、
親が与えてくれた、ただこの一番原始的な愛情があるから対処できる、きっと大丈夫。

そんな風に感じています。




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