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屋上の中心で“おーい”と叫ぶ

やってきました、Tのむちゃぶり第3弾。

とどまるところを知らぬ彼女のむちゃぶり話、いささか飽きがきているかと思われますが
もうしばしおつき合いくださいませ。

元旦のダンス撮影後、雨にでも打たれたんですか?というくらい私が汗をかいてフラフラだったこともあり、
その日あわせて撮る予定だったラストシーンの撮影を別の日に延期した我々。

課題提出まであまり時間がないということで、平日にも関わらず、
またもやこの真面目なOLをつかまえて、就業開始時間前の早朝1時間半という時間を使って
私が勤めるオフィスが入っているビルの屋上で撮影を強行することにした友人T。

今朝7時半、眠気まなこをさすってオフィスへ出社。

指定された場所へいくと、さんさんと輝く朝日を浴びながら、イキイキとしたようすのT。

朝日が良い感じの場所に出ている30分~1時間の間に撮りきらなければなりません。

たった数分のラストシーン。カットは2つ。
例のごとく直前までスクリプトを知らない私は「何をすればいいの?」とその場で聞きます。

Tの指示はひとこと、「ここから、大声で叫ぶの」

まーたはじまった、という私の反応を見て、Tはくすくすと楽しそうに笑いますが、
正直“大声で叫ぶ”などという演技を全く想定していなかった私は困ってしまいました。

そもそも、公共の場で“大声で叫ぶ”というようなことはそうそう経験がありません。
かつて家で叫んだことは何回かありましたが、公共の場ではカラオケなどを別にして
感情的に叫ぶというような場面は、極力回避しているものです。

その上、朝は人一倍テンションが低い私にしてみれば、大声で屋上から叫ぶなんて無理難題です。

しかし、そのシーンを撮りきらなけれ彼女の短編が完成しません。
ぐずぐずしていると、あっという間に朝日が昇ってしまいます。

「とりあえず大声出せなくてもいいから、流れだけまずやってみよ」と撮影開始。

「おーーい!!!元気かーーー!!!」というセリフを言おうとしますが、出てきません。

言おう言おうとしても言葉が出てこないことで、焦り始めます。

しかし、何度目かの試みで、“っていうか、屋上からおーい元気かーとか
叫ぶなんて馬鹿すぎるしシュール…”という気が抜けたもう1人の自分が
ケタケタ笑っているような気がして、とたんに全身の力が抜けました。

そしたらすっと、ふつうに大声で叫ぶことができました(笑)

無事に撮影を終え、就業時間ぴったりにオフィスに戻れました。

なるほど、身体に力が入っていると、音が共鳴できないのね、ということが腑におちました。
声は、身体を楽器にみたてて共鳴する音。

“叫び”のような大音量を鳴らすには、カラダが程よくゆるんでいる必要があるんですね。

カラダが固まっていると、こもった小さな音しか響かず、音のインパクトも弱くなります。

自発的に出る“叫び”というのはたいてい、カラダがある一定以上内部に不協和音を
溜めこんでおけず、爆発的に外部にでるものだと思いますが、その爆発時に同時に、
カラダの緊張も解けるように働くのではないかと思います。

そんなことを考察する、良いきっかけになりました。

今日の撮影を終えて、急に前からずっと興味があったサウンドレゾナンスのことを思い出しました。

シンガポールでサウンドレゾナンスのセッションをやっている人がいないか、調べてみようと思います。


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